リコリツィアブルトップページ > リコリスの歴史
リコリスの歴史はとても古く、アレクサンダーやカエサルなどのエジプトのファラオ時代から利用されていたという驚くべき記録が残っています。当時は食べるよりも、喉の渇きをいやすために飲まれることが多かったそうです。
南アジアを起源に持つこのハーブは、中東を通り、南ヨーロッパやイギリスへと伝播しました。
イギリスでは、ヨークシャー州東部にあったPontefractという街の男子修道院で初めて栽培されたという記録が残っています。それは利尿作用によるところが大きかったそうです!
今日ではヨーロッパ各地でそれぞれ特徴をもった商品となって親しまれています。
古来の製造方法
当時はコーンスターチで作られたモールディング(型)に熱く煮立ったリコリスの濃縮ジュースを流し込みました。
それにより様々なフォルムを表現していました。その後固化し、冷えたものを型から外し、パッキングしていました。
熱いリコリスの取り扱いは、当時は女性にしか許されない重要な作業だったそうです。
現在
根の選別から樹液の抽出、濃縮、調理段階までは高分解能コンピューターに取って替わりましたが、それらは伝統的な製法に則ったものであることに違いはありません。
リコリスライフ
ヨーロッパではソフトドリンクに使ったり、後味の良い甘みを楽しむためにハーブティーに組み合わせて楽しまれています。
また、薬の苦味を和らげるためにも利用されています。
ドイツでは家庭ごとにドロップ(リコリス)ウォーターとしてローレルと数片のリコリスの根を水に入れ、シェイクしたものを飲むそうです。
イタリアでは甘さ控えめの苦味のある、ピュアなリコリスが好まれています。
スペインではリコリスを口内のリフレッシュに根をそのまま吸ったりしています。
その他にも塩味や他の甘味、あるいはサルミアッキと合わせたりとバリエーションに富んだ製品が製造されています。