リコリツィアブルトップページ > リコリスって何?
当社でご紹介するリコリス(Liquorice)とはスペインカンゾウ(マメ科・カンゾウ属)という多年草の植物で、漢方でもおなじみの甘草の仲間です。草丈は約1mになり、初夏に薄紫色の美しい花を付けます。 学名を Glycyrrhiza glabra(グリチリザ グラブラ)と言います。その意味はsweet root、「甘い根」です。この根から抽出したエキスを様々な形に加工したものをご紹介してます。
*園芸名として知られているリコリス(Lycoris)はヒガンバナ属です。こちらは有毒(球根)で全くの別種です。十分ご注意ください。
リコリスの根にはグリチルリチンやフラボノイド(イソフラボノイド)という成分が含まれており、それらは強い抗酸化作用や甘味を含有しています。消化、あるいは喉にも良いということで、キャンディーやグミ、ドリンクなどに形を変えて古くよりヨーロッパや北米では子供からお年寄りまで幅広く愛されているハーブです。
根から抽出されたエキスは、ほのかな森の香りと強い甘み、そして独特な風味を持ちます。その独特な風味を和らげるため、あるいはその風味をさらに印象付けるために、各メーカーがさまざまな商品を発表しています。
リコリスの特徴はショ糖の50倍もあると言われている低カロリーな甘味成分のグリチルリチンにあります。
グリチルリチンはアニスやフェンネルなど多くのハーブにも含有されている成分のアネトールと似た風味を持つことから、
これにアニスの風味を付けたキャンディーも数多く作られており、大変人気があります。
多くの商品は化学添加物を一切使用していないにもかかわらず、賞味期限が長いのも特徴です。(3年、5年等)
キャンディーは湿気によりくっつきやすくなるので、梅雨〜夏季は冷蔵庫などの乾燥した場所での保管をお勧めします。(くっついても品質上はなんら問題ありません)
内包されている紙にくっついた場合は、紙ごと水の中に数分入れていただくと、きれいにはがれます。
*妊娠・授乳中の方、高血圧の方は摂取量にご注意ください。
なお、一日の最大摂取量については現在特に制限は設けられておりません。
*当社でご紹介している商品は医薬品ではありません。
収穫から製造まで
収穫されたリコリスの根は乾燥の後、作業工程に入ります。
最終工程までは伝統的な手順を踏襲しつつ、最新技術によりコントロールされています。
根の選別から樹液の抽出、濃縮、調理段階までは高分解能コンピューターに取って替わりましたが、ペースト状になったリコリスを伸ばすのには、その最適な扱いを熟知したリコリスマスターが大きな役割を担っています。
濃縮後に黒く、深く、艶のある、香り高くなったペーストは、機械によりカットされ、製品化されます。
これがリコリスそのものの風味を楽しむことができるピュア系のキャンディーです。
その他砂糖やチョコレートなどとの組み合わせにより数多くのレパートリーが発表されています。